こんにちは、ゆみこ先生です。
いよいよ夏休みですね。レザンで初めての夏期講習を迎える人、「この夏はがんばるぞ!」と気合が入っている人いろいろでしょう。不安な気持ちや意気込む気持ちに、私の好きなお話の一説をつづりたいと思います。
『モモ』道路掃除夫ベッポのセリフより
「とっても長い道路を受け持つことがあるんだ。
おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。」
「そこでせかせかと働きだす。どんどんスピードを上げていく。
ときどき目を上げてみるんだが、いつ見ても残りの道路はちっとも減っていない。
だから、もっとすごい勢いで働きまくる。心配でたまらないんだ。」
「そして、しまいには息が切れて、動けなくなってしまう。
道路はまだ残っているのにな。こういう働き方はいかんのだ。」
「いちどに全部のことを考えてはいかん。
わかるかな?
つぎの一歩のことだけ、
つきの一呼吸のことだけ、
つぎの一掃きのことだけを考えるんだ。
いつもただつぎのことだけをな。」
「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、
楽しければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃだめなんだ。」
「ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路が全部おわっとる。
どうやってやりとげたかは、自分でもわからんし、息も切れていない。」
「これがだいじなんだ。」
****疲れたら、美味しいものを食べて、ぐっすり寝てから、このお話を読み返してください。****
レザンのみんな! 夏期講習がんばろうね!!